平野日出木さんの手口がアリになっちゃうと「都合により根拠は言えないけど信じてくれ」という形で何でも言いたい放題になっちゃうじゃん

http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000004326

(ITメディアの鳥越発言報道についても言い返したいが、リアルの世界で「大人の決着」〈当然、先方に非がある〉をしてしまっているので、残念ながら言い返せない。だから、いつまでも虚報がネット上に残っている次第……)

つまりどの情報を信じますか? - ITmedia NEWS

だがインタビューの際、鳥越編集長は「一部の」とは言っていない。該当部分のテープ起こしをそのまま掲載する。

という記事に「非」があるということだよな。
これは根拠を示さずにほのめかしで「契約の都合で言えないけど、実は自分のほうが正しいんだ」というFUDとしては最悪のメソッドだよなぁ。
コメント欄24番の「編集部(平野)(hi2rano) 2007-01-02 00:12:12」によると

こんばんわ。こっちは言いたくて仕方がないんだから、ご注文はITメディアの方に言ってください。

ということなので、平野氏的には「ITMediaに非が有るが、大人の決着によりこちらに真相を言う権利が無い」ということを書いている。
だとすると「虚報がネット上に残っている」という権利も無いよなぁ。まぁ善意で解釈すれば「真相を言わないということになったが、虚報と書くぐらいの越権行為はあえてする。それをITMediaから約束違反だとツッコミされても、とことんまで突き詰めて公開の場で議論すれば困るのはITMedia。だからツッコミしてこないだろう」という意味だよな。
でもそれって手口としてアリにしたらマズいだろ。裏技を使う事も含めて情報をコントロールするという新聞社体質だよなぁ。
仮に平野氏の言い分を信用したとしても。大人の事情で反論する権利を失ったのであれば「鳥越氏の発言は嘘」というITMedia指摘を認めた状態で放置しているわけじゃないか。
このFUDの手口を鏡のように返されて「大人の事情があるので根拠は言えませんが、平野氏の虚報は訂正されないまま放置されています」「あっちに本当の事を言ってほしいので、ご注文は平野氏に言ってください」と誰かから言われても仕方が無いというスキを作っているよなぁ。
追記
よくよく考えてみたら「佐々木さんはコンサルという立場で知り得た情報を、職業倫理という大人の事情を無視してジャーナリストとしてあえて越権して記事を書いている」という批判なのに。平野氏がITMediaに対して「あえて虚報と書く」という越権行為をしているんだよな。
前半で批判した「倫理として職業的に知った事は黙っておくものだ」という事を、後半で自分自身が守っていないという滑稽な記事になっている。これはネタか?