「非モテ」「キモメン」は恋愛至上主義における「ニート」だから差別されている

ニートが差別されるのは「安い給料でせっせと働いて税金を納めてくれる若い労働者」というシステムが脅かされるから。今までは「勤続年数を重ねてオッサンに成れば、若い奴らをこき使って自分は楽な仕事だけして高給がもらえる」と、未来へのツケをまわすことで誤魔化して働いてもらっていたのだけど。団塊世代あたりで雇用崩壊がおこってからは若者にその誤魔化しが通用しなくなったと。
しかたが無いから「自分探し」とか「ナンバーワンよりオンリーワン」みたいな目先をそらして何とかしようともがいている。
非モテ・キモメンが「存在しているだけで悪」と思われて差別されるのも似たような仕組みだと思う。
とにかく勝負を降りて自分のオタ趣味にこもる「幼児化作戦」をされると困るわけだ。
ケータイ族の氾濫でblog世界が荒れるのを嘆く「自称ネット文化を守る」というモヒカン族たちは、幼児化されないように必死に引きずり出そうとする。
「そんな自分たちだけがよければいいのか!! 回りのことも考えろ」とか揚げ足とって。
なぜならモヒカン族は「自分は技術と文化を持っている。それが他人よりも優れている点だ」と優越感の根拠にしているわけだから。その優越感を否定されるのは困るわけだ。まさに人生そのものを否定されるのに等しい。
「おまえが必死に頑張って習得したのは幼児化によって無意味になったよ」と言われていると感じる。
だからキモメンのオタ趣味引き籠もりは恋愛至上ナオンの生き方を否定するように感じるし。
ニートは会社人間の優越感を否定しているように感じる。
このバトルがグダグダになるのは、攻撃している側がそのポイントを外して奇麗事で責めようとするからだ。それを言われた差別側は「ほっといてくれよ。俺らは俺らで勝手に生きていくんだから」と言えば済む話になっちゃう。そして攻撃側は揚げ足とって無理やり引きずり出す……
もっとぶっちゃけて「オレの生き方を否定することになるから、お前を洗脳する」と開き直ってしまえばいいのだ。(で、洗脳するためには「今から洗脳しますね」とネタバレしてはいけないので、情報を隠す社会になるほうが都合が良いわけだ)