モヒカン族グループでも保留にしてある「利害関係者が立場を隠して発言する」というポジショントークと担保問題に関わるな

言いたいことがあったら自分の口で言って欲しい - jkondoのはてなブログ言いたいことが伝わることの不確定性原理 - night and sundial diaryから。
なにかトラブルが有ったときに、当事者Aが対象Bに直接正直に言いたい事を言えば良いのに。というのがjkondo提案だと仮定すると。
対象Bが当事者Aについて「こいつは天然で裏表が無いから、本当にこう言っているときはそう思っているんだな」というキャラクターによる担保が無いと、伝わるモノも伝わらないという悪循環に成りがち。
つまり「当事者Aは自分の保身の為にイイワケを言っているんだな」とか「うまい詭弁を考えて「その件は全然無関係だよ」ってトボケているんだな」みたいにポジショントークだと邪推されたりすると、言いたい事を自分の口で言った事が逆に災いとなる。
天然キャラクターによる担保とか、社会的な立場による担保が有る人であれば、正直に言いたい事を言うのは効果的なのかもしれない。
ただ、政治に長けた詭弁使いにかかると、どんなにまっとうで素晴らしい行為であってもケチを付ける事は可能なので、注意が必要だと思う。(「あのAは一見素晴らしい改善案を言ってますけど、あれは自分の派閥の影響力を強めるためで……」みたいなデマによる妨害工作とか)
だから。格闘技に強い人は暴漢から喧嘩を吹っかけられても、あわてずに冷静に対処が出来るように。
政治や詭弁の裏技を「使うつもりが無い護身術」として身につけておくのをセキュリティ的にオススメしたいところだ。(悪人になれというのではなくて、悪人がどういう手口で何をするのかを知っておく方が、安心して自分の生き方を貫けるという話)
つまりjkondo提言にも一理があるが、あらかじめ担保を確保しておかないと通用しがたい悲しい世の中の実情を無視しているという、とても大きな弱点が有るんじゃないかなぁ。と思った。