「はてなブックマークのコメント欄が酷いのは許せない」と批判する人がいるのは日本教という宗教に反しているからだ。と解釈できそう
「頭がすっきりするのは科学で、でも、人が本当に好きなのは宗教の方だと」というようなことが吉本隆明『悪人正機』で書かれているそうだ。
個人的に「blogでコメントすること」と「はてなブックマークでコメントすること」の違いが分からない。
誰からも見える場所で何かの記事を書いたときに、それが誰かから言及されるのは当然の事だろう。
はてなブックマークのコメントを批判する人達が「ネガティヴな言及をされるとイライラする」という根本に触れないのは何故だろう?
たぶんそういう本音を書くと「それは個人的な感情論でしかない。論理的には、公開されたblogを書いている以上は言及されてしまうもんだ」という分かりきった答えが来る事を理解しているからではないだろうか。
だから回りくどく感情論だけでは無いかのような書き方をして「前向きで善人なコメントだけをすればみんな幸せだと思わないか?」というような意味のムラ社会文化全開な提言をしてしまうのではないだろうか。
また「ブックマークでコソコソと陰口を言ってないで批判は直接相手に伝えるべきだ」というのは別の話だと思う。(実際にオレは、直接言うべき批判があったらコメントを投稿したりTrackBackをしたり等の様々な手段で伝えているつもり。なぜか「なんかotsuneって人は直接批判コメントをするよね」と悪評判をもらう事が多いけど。SBMでコソコソするんじゃなくて「批判は直接相手に伝えるべきだ」ってことじゃないのか? オレはしているよ)
直接確認したりツッコミを入れる必要の無い「感想」を、わざわざblogのコメント欄に投稿するのはかえってイライラするのではないか?
要するに「俺のblogにネガティヴなコメントを付けるなよ」という本音を隠すから、感情論でしかない無理の有る不自然な提言になってしまうと思う。
感情論を広めるには「糸井重里メソッド」で思想を布教しまくるしかないだろう。