id:jkondo社長が「とても長くて要点が分かりにくい文章などは、読み飛ばしてしまいがちなのも事実です」と事実を淡々と書いているだけなんだけど

http://d.hatena.ne.jp/kamioka/20050615/1118795631
熱狂的なはてなユーゲントたちは「はてなに貢献するアイデアを愚弄するのかよ」「そもそもはてなが書くヘルプ自体がとても長くて要点が分かりにくい文章で読み飛ばされがちだろ。人のことをいうときはまず自分が」みたいな話になっていて興味深い。
Perlハッカーというかオープンソース系の殺伐文化ではjkondoさんのそういうあっけらかんとした「はてなへの要望が大量にあって物理的に拾いきれない→はてなもユーザーも不幸になるからシステムや技術で対処しようとしています」という事実を素直に表現しているだけなんだけど。
人文系というか殺伐系じゃないタイプの人たちには「まず自分らが書くヘルプがあんな有様なのに、ユーザーたちの要望が要点が無いとか人格否定するなよ」と受け取られてしまう。

人文系の人たちにまず言いたい。はてなのスタッフには日本語を書くよりもPerlのコードを書いてもらうほうが全体の幸せ度数は高くなると思う。(それとも他のblogサービスみたいに、なかなかシステムが進化しないで動作が重たいままのはてなのほうがいいのかな? あとコードを書くときにHow?のドキュメントを書くのは別の話なので注意。「ユーザー向けの文章」というのはドキュメントよりも難しい。もちろんシステムも進化しつつ、ユーザー向けのドキュメントも読みやすいのが整備されているほうが理想的に決まっている。だけど、ユーザー向けのドキュメントって、はてなユーゲントたちが書いたほうが分かりやすくて読みやすいという現実がないかなぁ?)
はてなのスタッフに言いたい。確かにそれは事実だが、コスメティックとか言葉のインターフェース的に誤解を生むと思う。(確かにオープン文化からするとそんな誤解はくだらないんたけど)
だから物は言いようで「みなさんが沢山の要望を寄せてもらってありがたい。でもスタッフの目は限られているので、申し訳ないのですが85文字で要約してもらうように断腸の思いで切り捨てます。長文でないと書きにくい人には申し訳が無い」ぐらいの、いわゆる「社長トーク」はある種の客向けには必要なのかもなぁと思った。

でも個人的には「社長トーク」がうまい社長よりも、ぶっちゃけで誤解されるオープン文化の人のほうを評価したい。だってそんな表層的なくだらないことで誤解したり、話の中身を理解しないで「はてなのヘルプだって要点が無くて長文で読みにくいじゃん」なんて揚げ足取るのはくだらない客だと思うし。