そういえば電子的な「公文書偽造」を禁止する法律って無いのかな

東京地方裁判所を騙った架空請求が来た - shckorの日記を読んで。
警察が無断リンク禁止とか書いてひろみちゅにツッコミ入れられているのは、どっかの業者のサイトに「なんちゃら警察署」ってリンクが見える所にあると公文書っぽく見えて誤解するという現象があるからだよね。
街で見かける立て看板とかでも「ここで事件が有りました。目撃者はうんぬん」「この周辺では不審な人物に気をつけてください」みたいな文章の下に「なんちゃら警察署」だとか「なんとか自治会」って団体名が書いてあって。確かめもせず、その団体の責任で書かれた文章だと言う認識をしている。(書いてある内容が自分にとって大して関係が無ければ、わざわざ確認する必要が無いってのもあるけど)
それで、その常識を悪用されちゃって、ブラウザやメーラーで見かける文章の一番下に「なんちゃら警察署」「ほげほげ裁判所」と書くだけで騙される人がいる。
本当はWebページやメールの文章は、ほぼ完璧に本物と同じ体裁で真似して表示する事が出来るから、見た目で判断しちゃいけない。
まぁリアルでも、偽制服を着た偽警官が玄関先に来て偽警察手帳を見せて部屋に上がり込んで暴行された。なんて事件があり得るので、見た目で判断しちゃいけないのは同じか。(ただ、偽警察手帳や偽制服は目撃者や偽造入手ルートで足がつきやすいというコストがあるけど。Webページやメールであれば、おそろしく低コストで実行できるという違いが有るか)
リテラシー的には「なんちゃら警察」と下に書かれたなんらかの文章を解釈する時に「この文章はなんちゃら警察署って下に書いてあるけど、本当にそちらで書いた物ですか?」と警察署に問い合わせて、その真偽を確認してから行動をするようにしないとダメなわけか。
その手のWebページやメールも、暗号とか証明書の事を理解してシステム的に真偽が確認された物だけを解釈するという風習が必要だな。(暗号とか証明書の事が分かんない大多数の人へのペストプラクティスも合わせて必要か)