「プログラマは名前を付けるのに慣れすぎている」というのは意外と認識されていないかも

Webサービスとかパソコンソフトで「nameless」で対象を扱うものってあんまりないよね。
キーボードでユニークな(重複しない)名前を付ける癖ってのをプログラマは持っているから、自然にその流儀にそった作りに成っている。
日本語だとあんまり有効じゃないけど、英語圏だと「ファイルネームの頭文字を押すとそのファイルにフォーカスが来る」みたいな機能も有ったりする。
でもさぁ。このノリってもう古い気がする。
例えばA4の白紙には名前がついていないよね? そこに電話番号を書いても、やっぱり紙には名前をつけないよね。
宴会参加者全員の電話番号と名前を書いたとしても、やっぱり紙そのものには名前がつかない。まぁ「宴会参加者名簿」という名前がつくかも知れないけど。でもそれってメタ情報じゃないか?
名前なんて後で付ければ良いんです。大事なのはメタ情報。
まぁ実際は「名前」もメタ情報の一種なんだけどさ。今までのコンピューターは「名前」の地位が異常に高すぎて、他の情報がないがしろすぎた。
だからここでいったん「名前」の地位を引きずり落として、他のメタ情報と同じ地点に立ってもらうことにしよう。
「なんかあのネタをどっかで見たなー。なんか緑色っぽい感じのWebサイトだった」という時に色で検索が出来ない現状は解消しねぇかな。
ブラウザの履歴をサムネイル状にして、12色相環に配置してマウスでズズッと絞り込んでいくとか。
「確かiTunesであの曲を聴いているときに書いた書類だったなぁ」という時に、その曲の再生された時間でフィルターされて一覧になるとかさ。

追記: