「ネットは危険です」という事実を伏せてしまうのは、良い事ばかり言ってパソコンやケータイを売るメーカーや販売店の愚かな精神と同じだ

はてなブックマーク - rnaのブックマーク / 2006年3月29日

ネットを戦場にしてはいけません。もうそういう時代じゃないかと。戦士の誇りを持たない一般市民が戦う戦場は醜いだけです。

俺は「そういう時代じゃない」と言える状況に成っているとはとても思えない。
9年ほどネットウォッチャーを続けていますが、Webではますます利害関係者が立場を隠してポジショントークをして扇動したり、刑事事件や名誉毀損が何なのかも理解していない破れかぶれで危ない人が増えていると感じています。
理想論としてユートピア幻想を目指すには、セキュア思想の啓蒙がまだ足りないと思います。
id:rnaさんのそのコメントは、俺の「ネットは戦場だ」という表現( http://d.hatena.ne.jp/otsune/20051118/p1 )を「otsuneはネットを戦場にしようとしている。悪意をぶつけ合えばいいんだとトンでもない事を扇動している」と誤解していると思いますが。
俺は「みんなが礼儀正しく。他人に悪意を向けないようにしよう」という倫理感を戦場だから無くせと言っているのではないんです。
「ネットは情報伝達が限られているので、倫理感が無い人の判別が難しいですよ」という戦場だという現状認識が必要ですし。そして「自分に悪意を向けられた時に、本能的に反応して怒ったり悪意を向けたりしたらかえって危険だよ(だからウィットで返すかスルーしましょう)」という自衛策を提案しているのです。
要するに「平和ボケするな」「ムラ社会文化で、その手の人に眉をひそめても逆効果だ」と言っているのです。
「ネットはゴロツキがいて治安が悪いよ。だから自衛しよう」と言っていることを「もうネットの治安を悪くする時代じゃないだろう。ゴロツキ化した一般人が戦うのは醜いよ」とコメントされても、そもそも俺は「治安が悪いから素人はゴロツキ化しろ」という意味で「ネットは戦場だ」とは言っていないのです。